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(イタリア講師のコメント 2) 長野で見た品種は、全体に粒が・・・

引き続き、教授からいただいたコメントのうち、印象深いものを紹介します。

コメント2 「長野で見た品種は、全体に粒が大きい。あまりに肥大している場合は、房を小さくするような技術が必要だろう。」

 

教授は初めての来日、今回は計8ヵ所のワイン用ぶどう園を案内しました。実際に見ていただいた主な品種は次です。

フランス系(白)ソービニヨン・ブラン シャルドネ (赤)ガメイ ピノ・ノワール カベルネ・フラン シラー メルロー カベルネ・ソービニヨン

イタリア系(赤)ドルチェット バルベーラ サンジョベーゼ ネッビオーロ

その他 テンプラリーニョ (生食用)ナガノパープル

教授は初めて訪問したワイン用ぶどう園で、真っ先にこのコメントを述べておられました。対策の一つとして教授は、講演会のスライド56で、イタリアにおける技術を詳しく紹介されていましたので、皆さんもトライされたらいかがでしょうか。(詳しくは、ぶどう生産者の部屋のイタリア教授に学ぶ、に資料を掲載してあります。ホームページ会員の方で、資料をお持ちでない場合は、管理者までお問い合わせください。)

また、その後数日間案内する中で、次のコメントをいただきましたので、併せて紹介します。

「肥大がよいのは雨が多いからだろう」、「イタリア国内ではフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州に気候が似ている、そこで人はよいぶどうをつくるために畑の改良に力を入れている」、「与えられた土地や気候が理想的でなくても、決してあきらめず、人がぶどう樹や畑に手を加えていけば、よいワイン用ぶどうをつくることは可能」。

(ホームページ管理者 農業試験場 中澤)